Tradition

花見(Hanami)

花見(Hanami)

ようやく暖かくなってきましたね。 これから私の好きな季節がやってきます。『春(Spring)』 日本の春の風物詩といえばお花見です。 今回はお花見について調べてみました。  ◆花見の由来 お花見は、奈良時代の貴族が始めた行事と言われていて、 当初は中国から伝来した「梅の花」を観賞するものだったようです。 平安時代に入りお花見の花が「梅から桜」へと移り変わっていきました。 桜の花でのお花見の起源は、「日本後紀」によると嵯峨天皇が催した「花宴の節」という宴であると記されています。  以前は貴族の行事だったお花見ですが、鎌倉・奈良時代に入ると武士階級にも広がっていきました。豊臣秀吉の「吉野の花見」や「醍醐の花見」は有名ですね。  ◆川沿いに多く見られる桜並木 江戸時代、八代将軍吉宗の時代にお花見は大衆へと広がっていました。 その頃は墨田川は長雨ですぐに水かさが増し、農村部に被害を及ぼす事が多かったといいます。そこで吉宗は川沿いに桜の木を植え、民衆たちに花見をしながら地盤を踏み固てもらい堤防を築いたのです。 とても面白いエピソードですね。  ◆アメリカならではのお花見 おおよそ100年前に日米友好の証として贈った桜の木々約3000本がワシントンD.Cのポトマック川沿いに植えられています。毎年「全米桜祭り」として、日本の伝統技能をはじめ、日本食、ダンスパフォーマンスなどが披露され、会場は十数万人の来場者で賑わうそうです。

花見(Hanami)

ようやく暖かくなってきましたね。 これから私の好きな季節がやってきます。『春(Spring)』 日本の春の風物詩といえばお花見です。 今回はお花見について調べてみました。  ◆花見の由来 お花見は、奈良時代の貴族が始めた行事と言われていて、 当初は中国から伝来した「梅の花」を観賞するものだったようです。 平安時代に入りお花見の花が「梅から桜」へと移り変わっていきました。 桜の花でのお花見の起源は、「日本後紀」によると嵯峨天皇が催した「花宴の節」という宴であると記されています。  以前は貴族の行事だったお花見ですが、鎌倉・奈良時代に入ると武士階級にも広がっていきました。豊臣秀吉の「吉野の花見」や「醍醐の花見」は有名ですね。  ◆川沿いに多く見られる桜並木 江戸時代、八代将軍吉宗の時代にお花見は大衆へと広がっていました。 その頃は墨田川は長雨ですぐに水かさが増し、農村部に被害を及ぼす事が多かったといいます。そこで吉宗は川沿いに桜の木を植え、民衆たちに花見をしながら地盤を踏み固てもらい堤防を築いたのです。 とても面白いエピソードですね。  ◆アメリカならではのお花見 おおよそ100年前に日米友好の証として贈った桜の木々約3000本がワシントンD.Cのポトマック川沿いに植えられています。毎年「全米桜祭り」として、日本の伝統技能をはじめ、日本食、ダンスパフォーマンスなどが披露され、会場は十数万人の来場者で賑わうそうです。

風呂敷(Furoshiki)

風呂敷(Furoshiki)

昔から利用されていた風呂敷 近年ではエコバックとして利用も増え再評価されています。 多種多様なサイズや模様の風呂敷があり、外国人の方に人気のアイテムです。     ◆風呂敷はいつ頃から使われる様になったのか? 所説ありますが、奈良時代から使われているというのが有力な様です。正倉院の宝物の中に衣装を包むための布が残されているそうです。 時代を経て室町時代。大名は蒸し風呂(今でいうサウナ)を利用する時に床に布を敷いて利用していました。その布の事を「風呂敷」と呼んでいた様です。 江戸時代になると、庶民が銭湯へ行く際に衣類を包んで持参する布を風呂敷と呼び、広く利用されてきました。 これが風呂敷のルーツです。    ◆エコバックとして再評価 2020年7月にレジ袋が有料になって以来、エコバックが盛んに利用される事になりました。 畳めば小さくなり持ち運びに便利な風呂敷は、エコバックとして再評価され人気も高くなっています。 荷物が重い時は結んで肩かけバックとして、少ない時は手提げバックとして、風呂敷は様々なサイズがあります。また、色や柄も豊富でとてもオシャレです。風呂敷にはとても粋を感じますね。    ◆日本のおみやげとしての風呂敷 日本へ観光に来た外国人にとって、風呂敷はお土産としても重宝されています。 自国に帰るスーツケースの整理に使ったり、家族や友達へのお土産として複数枚買う人も多いとか。 特に外国人には古来からの伝統柄や歌舞伎や浮世絵の模したもの、アニメやキャラクターの風呂敷などとても人気があります。 タペストリーとして風呂敷を部屋に飾って日本を感じるのも現代風アレンジもいいですね。       

風呂敷(Furoshiki)

昔から利用されていた風呂敷 近年ではエコバックとして利用も増え再評価されています。 多種多様なサイズや模様の風呂敷があり、外国人の方に人気のアイテムです。     ◆風呂敷はいつ頃から使われる様になったのか? 所説ありますが、奈良時代から使われているというのが有力な様です。正倉院の宝物の中に衣装を包むための布が残されているそうです。 時代を経て室町時代。大名は蒸し風呂(今でいうサウナ)を利用する時に床に布を敷いて利用していました。その布の事を「風呂敷」と呼んでいた様です。 江戸時代になると、庶民が銭湯へ行く際に衣類を包んで持参する布を風呂敷と呼び、広く利用されてきました。 これが風呂敷のルーツです。    ◆エコバックとして再評価 2020年7月にレジ袋が有料になって以来、エコバックが盛んに利用される事になりました。 畳めば小さくなり持ち運びに便利な風呂敷は、エコバックとして再評価され人気も高くなっています。 荷物が重い時は結んで肩かけバックとして、少ない時は手提げバックとして、風呂敷は様々なサイズがあります。また、色や柄も豊富でとてもオシャレです。風呂敷にはとても粋を感じますね。    ◆日本のおみやげとしての風呂敷 日本へ観光に来た外国人にとって、風呂敷はお土産としても重宝されています。 自国に帰るスーツケースの整理に使ったり、家族や友達へのお土産として複数枚買う人も多いとか。 特に外国人には古来からの伝統柄や歌舞伎や浮世絵の模したもの、アニメやキャラクターの風呂敷などとても人気があります。 タペストリーとして風呂敷を部屋に飾って日本を感じるのも現代風アレンジもいいですね。